総長あいさつ

学園の各学校間・地域等との連携強化や学園のブランド力強化に取り組み、学園全体の調和ある発展を推進します

学校法人中部大学の総長としての任期を全うされた飯吉厚夫先生の後を受けて、2023年4月に第3代総長に就任いたしました。

学校法人中部大学は、創立者である三浦幸平先生によって1938(昭和13)年に名古屋第一工学校として設立されました。学園の建学の精神である「不言実行、あてになる人間」を受け継ぎ、中部大学、中部大学第一高等学校、中部大学春日丘高等学校、中部大学春日丘中学校の4校を含む総合学園として、緑豊かな春日井キャンパスを中心に、学生・生徒数が14,000人を超えるまでに成長しました。

現在、新型コロナ・パンデミックや情報技術の急速な発展によって変容した社会のあり方、気候変動やエネルギー問題などの全地球的課題、混沌とする国際情勢など、我々を取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。このような激動の時代にあって社会の変化・新たな状況に柔軟に対応できる有為の人材「あてになる人間」の育成は、本学園が担うべき最も重要な使命です。本学園の強みや特色を十分に生かしつつ、教育研究活動の更なる充実を図らねばなりません。

学園学事の重要事項を総括し、学園の一体的な運営に資するという総長の役割に鑑み、自らに課す当面の使命として、(1)本学園の各学校間ならびに同窓会・幸友会・地域等との連携強化、および(2)学園のブランド力の強化に取り組むことにより、学園全体の調和ある発展を推進したいと考えております。世界を先導する研究領域の開拓やスポーツブランディング事業推進などを、関係各位のご協力を得て進めていく所存です。

学校法人中部大学総長 家 泰弘