学校法人中部大学は、学園を挙げて国連が推進するESD(Education for Sustainable Development=持続可能な開発のための教育)に積極的に取り組んでおり、中部大学は中部ESD拠点の幹事機関として国連から認証され、国際ESD・SDGsセンターを設置して、学生、学内外の研究者、地域社会と連携して研究・教育を行っています。中部大学第一高等学校、中部大学春日丘中学校・高等学校はともにユネスコスクールに加盟して、それぞれESD活動を推進しています。また、中部大学春日丘高等学校は文部科学省からスーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定を受け、独自の国際理解教育に取り組み、世界的視野を持った国際人の育成を目指しています。
SGH事業終了後引き続き、ワールド・ワイド・ラーニング(WWL)へと移行し、国内外の高校、企業、国際機関等と協働し、先進的なカリキュラムの研究開発・実践に取り組むなど、高度な学びを持続しています。
また、総合学園の強みを生かし、高大連携、中高大連携、中大連携の事業にも取り組んでいます。
高大連携の科目等履修制度
中部大学第一高校3年次の一貫コース、文理探求コースに所属、中部大学春日丘高校3年次の高大一貫クラスに所属して中部大学への入学が確約されている生徒が一定の条件を満たした場合、希望者は中部大学の授業を高校3年次に履修し、単位を修得することができます。
2024年度は、中部大学第一高校では「グローバル環境論」「科学技術と社会」「映像を読む」、中部大学春日丘高校では「英語スキルⅠ」「英語スキルⅡ」「世界の歴史と日本」「グローバル環境論」「日本語スキルA」「生活環境と人間」が開講されています。
中大連携講座
中部大学春日丘中学校の文化祭「啓明祭」で行われる「探究学習発表会 Keimei Quest」の講師を中部大学の教員が務め、コーディネーターを配置したうえでシリーズ授業の実施や発表準備の指導をするなど、テーマに沿って1~3年生の縦割り班の生徒を指導します。理数系、文科系それぞれに特化した主体的な学びによって得た成果を生徒自ら発信しています。
他にも、中部大学創発学術院の研究者による最先端の研究に関する特別講義や、著名な教員による中大連携特別講演会など、特に理系分野(物理や数学、サイエンスなど)の最先端の高度な学びを体験できる総合学園ならではの連携講座を実施しています。