県大会12連覇中の中部大学春日丘高校ラグビー部の宮地真監督が11月27日、春日井商工会議所で講演を行った。小牧法人会春日井4支部が主催。訪れた約60人に、弱小校から常勝軍団に成長させた秘訣（ひけつ）を語った。
宮地監督は1992年に同校へ赴任し、ラグビー部の監督に就任した。「ラグビーは全くの未経験。だからこそ、常識にとらわれない取り組みができた」と話した。県外の強豪校に頼み込み、部員を連れて見学した他、自身も熱心に戦術を勉強するなど、ラグビー部とともに歩んだ32年間を振り返った。
ラグビーに身をささげる覚悟の源は2003年、練習試合で部員の青井さん（当時15歳）を亡くしたことにある。責任を取ろうと辞表を出したが、青井さんの両親からの言葉もあり、「辞めずに続けることで責任を取る」と、一層真摯（しんし）にラグビーに向き合った。今年3月には早期退職し会社を立ち上げ、自宅の敷地内に選手寮を新築。「今後も体が動く限りはチャレンジを続けたい」とコメントした。
また、12月24日の中日新聞には新築した選手寮について掲載された。
- 中日新聞（近郊14面 2024年11月28日掲載）
- 中日新聞（近郊13面 2024年12月24日掲載）