スーパーグローバルハイスクール研究報告書
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−64−第3部SGH実施報告Ⅲ グローバル課題研究CSDGsの理解学習1 実践の目的・ねらい ・これまでの国際理解教育や4領域学習、図書館・インターネットでの調べ学習ではわからなかった現場の生きた情報を校外学習にて得る。 ・質問を作成するために、興味関心を持ち、知識を深める必要があることを知る。 ・得られた情報からさらに調べを進め、より深い疑問を持てるようになる。 ・人前に立ち、自らの意見を相手に伝えられるプレゼンテーション能力を培う。 ・2030年に向けた世界共通のゴールであるSDGsについての理解を深める。2 本年度の実践・展開 (1)カリキュラムの流れテーマ学習目的学習内容・SDGsを理解し、将来の持続可能な社会実現に向けて学ぶ①グローバル課題研究Aを振り返り、このままでは持続不可能な、課題のある社会であることを確認する②SDGsとMDGsとのつながりや内容について知り、背景には持続不可能な社会があることを学ぶ③SDGsの具体的な内容を知り、途上国と日本の課題の共通点/相違点を理解し、関心を持つ④SDGs17のゴールを達成するために必要なことを多角的に考え、手立ては多様にあることに気づく⑤持続可能な未来を創る主体者である自分の“生き方”をイメージできるようになる・社会相関図作り―私たちと社会、私たちと世界のつながり― を確認する・社会を持続不可能にしているものは何か ―グローバル・イシュー―を共有する・持続可能な社会の姿(ビジョン)を描こう―持続可能な社会とはどんな社会か―を考える・MDGsとSDGsについて知る・SDGs17のゴールに関心を持ち、それぞれの内容を理解する・SDGsについての理解を深め、先進国、途上国における各ゴールの優先度を考える・身近な問題とSDGsの関連を理解する・SDGs17のゴールを達成するためにはどうしたらいいか、ワールド・カフェ方式で話し合う・知識を広げる学習・テーマの絞り込み①自分の興味のある研究領域の知識を増やす②知識からグループ学習の方向性を決める・研究領域ごとに班分けをし、自分の興味のあるテーマについて情報を深め、自分の知識を広げる・各班の研究テーマを決定する・校外学習(フィールドワーク)・地域の企業(Local)や国際機関(Global)を訪れ、Glocal視点を持つ人材として必要な資質を身につける・社会課題に対する興味関心を持ち、コミュニケーション能力、問題解決能力などの国際的素養を身につける・研究領域に沿った企業や国際機関を訪問し、実際の現場や実情について聞き取り調査を行う・聞き取り調査を行うことで、研究内容に関して深い知識の理解を持ち、研究内容を進める・ポスターセッション・研究内容をまとめて発表することにより、コミュニケーションの能力と発信力の向上を目指す・グループでポスターを作成し、知識の共有を図る・発表内容をまとめることで、今までに学習した内容を振り返る

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