スーパーグローバルハイスクール研究報告書
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−55−第3部SGH実施報告4 評価方法・「クリティカルライティング」と「イングリッシュプレゼンテーション」は、ルーブリックを使用し、それぞれの観点から評価を教員が行った。生徒にはその内容を事前に知らせてある。5 横断型授業前後の評価数値と反省 (反省)・横断型の授業展開は、昨年度と同様に「グローバル課題研究」(2単位)で扱う研究内容を、「イングリッシュプレゼンテーション」と「クリティカルライティング」、「ロジカルシンキング」で実践できた。しかし、それぞれの授業において1年間を通して同じ内容を扱うことはできなかった。・「ロジカルシンキング」において、論理的思考力の向上という意味では、研究内容を考える時に論理的に物事を捉える生徒の増加がみられている。・「イングリッシュプレゼンテーション」との横断型学習では、研究内容を日本語で行っているため、それを英語に変え、プレゼンテーションをする際に、日本語と英語の語彙の差が明確に出てしまい、研究内容の細かい部分までの発表には至らない箇所があった。・「クリティカルライティング」では、「イングリッシュプレゼンテーション」で行うプレゼンテーションのスクリプト作りと研究論文を英語で要約し、英語のライティング力の向上へとつながると同時に、要約の作業では、研究内容をまとめる力が向上した。・横断型の授業においては、「グローバル課題研究」で扱う研究が進まない限り、他の授業との横断が進まない状況にあり、研究が進んだ後でも、時間の制約があるため、時間が十分に取れない現状があった。

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