スーパーグローバルハイスクール研究報告書
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−54−第3部SGH実施報告Ⅳ 横断型授業1 実践の目的・ねらい 本校の研究開発単位である「グローバル課題研究」(各学年2単位)を中心に、「ロジカルシンキング」(各学年1単位)、「クリティカルライティング」(各学年2単位)、「イングリッシュプレゼンテーション」(各学年2単位)を横断的に授業実践することにより、以下の効果が期待できる。 ・上記の4科目が互いに同じ研究内容を共有し、1つの科目内で思考したり、発表したりするよりも、深い考察と有機的な結果を期待することができる。 ・「グローバル課題研究」で進める研究内容を他の教科と並行して進めることにより、知識の深化はもちろんのこと、広幅化を期待することができる。 ・「グローバル課題研究」を中心に横断型で研究を進めることで、英語や日本語での発信力の向上が期待できる。   横断型授業のイメージ図2 横断型授業の内容 ・「グローバル課題研究」で進める研究内容を、「ロジカルシンキング」で扱うことにより、調べ学習で得た知識を論理的に思考し、研究を深める。 ・「クリティカルライティング」との横断型授業では、クリティカルシンキングの手法を基に、研究内容を多面的に思考し、1つの考え方や研究結果にとらわれない思考力を培う。 ・「イングリッシュプレゼンテーション」では、「グローバル課題研究」の研究内容、「ロジカルシンキング」や「クリティカルライティング」で培った論理的思考力や多面的思考力を使って英語で発信する。3 本年度の実践内容・2年次「グローバル課題研究」で研究を進めた内容を、「ロジカルシンキング」と「クリティカルライティング」と「イングリッシュプレゼンテーション」にて深め、同じ研究内容にて横断型の授業展開を実践した。・教員同士の日常のコミュニケーションの中で行い、進捗状況の確認や研究成果の共有などを行った。各科目の実践内容に関しては、各科目の報告書に詳細を記載してある。

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