スーパーグローバルハイスクール研究報告書
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−28−第2部SGH研究開発実践の評価(データの収集と分析)  卒業時の英検2級の取得率において、2012年〜2014年の3年間のSGH指定期間前は、最高でも71%の取得率であったものの、2015年からの指定期間内の卒業時の英検2級取得率は84%と上昇傾向が見られた。これには、以下の理由が考えられる。  <指定期間前>    ① 入学時の学力が指定期間内の入学者よりも低かった。    ② 英語で外部に発信する機会が現在よりも少なかった。    ③ 自分の言葉で英語を使う機会が少なかった。    ④ 英検を入試で利用できる大学がいまよりも少なかった。  <指定期間内>    ① 全体的な学力レベルが上がった。    ② SGH科目の導入       クリティカルライティング        :自由英作文を書く力の向上。       イングリッシュプレゼンテーション     :面接やリスニング力の向上       グローバル課題研究の研究内容を英語で発表:英語の単語力や表現力の向上    ③ 課題研究によって世界に目を向けるようになり、英語を身近に感じた。    ④ 英検を入試で利用できる大学の増加。    ⑤ SGH指定校に対する受験料の補助。 71%61%44%63%80%84%0%10%20%30%40%50%60%70%80%90%201220132014201520162017卒業時の英検2級取得率指定期間前(2012~2014)、指定期間中(2015~2017)

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