スーパーグローバルハイスクール研究報告書
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−26−第2部SGH研究開発実践の評価(データの収集と分析)    ② 「グローバルコンピテンシー自己評価」から見えてくるもの      「グローバルコンピテンシー自己評価」は、あくまで自己評価のため、客観性に問題があり、「グローバル人材育成」の教育活動における評価指標と客観的な評価方法の確立は今後の大きな課題として残っている。      ただし、これまで5年間の「グローバルコンピテンシー自己評価」から見えてくるものは、SGH科目は、その活動時間(単位数)に比例して自己評価が高まるということである。本校のSGH事業では、コースごとに設定されたSGH科目の単位数が異なり、単位数が増えれば、生徒の自己評価が高まるという比例関係が如実に表れている。5年間のSGH事業と「グローバルコンピテンシー自己評価」から見えてくることは、今後SGH事業のような生徒の主体的活動をより充実させていくためには、その活動時間をどれだけ増やすことができるか、「時間と場所」の整備が求められるということである。

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