スーパーグローバルハイスクール研究報告書
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−12−第1部SGH研究開発完了報告書₁学年を上回るものとなっている。第₂学年では進学コースでも沖縄修学旅行での班別研修やESDの研究発表を通して多彩な研修を行っているが、国際コースにおける₂年間のSGH教科の実施や諸活動がそれを上回る、高い自己評価につながっていることが分かる。 平成29年度(2017年度12月実施)    (図3)                    (図4)<平成29年度 第₁学年分析(図₃)> グローバル課題研究の授業は、第₁学年では進学・特進の₂コースは₁単位、国際・啓明の₂コースでは₂単位設定されている。両者のアンケートを比較すると、単位数が多く、プレゼンテーションなど活動内容の多い国際コース、啓明コースが全項目において自己評価が高い。また、国際意識に関しては大きな差が現れている。<平成29年度 第₂学年分析(図₄)> 第₂学年では進学・特進コースはSGH準対象コースである。国際・啓明コースは主対象コースだが、啓明コースでは₁単位の「グローバル課題研究」が国際コースでは₂単位である。また、「クリティカルライティング」「イングリッシュプレゼンテーション」「ロジカルシンキング」のSGH科目が設定されている。以上の違いが自己評価にどのように現れるか分析する。 ₃コース間比較では全項目について準対象コースより主対象コースが、また啓明コースより国際コースが高い自己評価を示している。「SGH科目」の導入やその単位数の増加がグローバルコンピテンシーの上昇につながっていることが分かる。 平成30年度(2018年度12月実施)    (図5)                     (図6)<グローバルコンピテンシー伸長度分析> 平成30年度の比較の方法としては、12月のグローバルコンピテンシーの結果をコースごとに平均値を取り、そのデータを₄月の数値と比較し、その差を100倍した数値をデータとして使用する。なお、進学コースと特進コースはSGH科目のカリキュラムが同様のため、データを₁つにまとめた。<平成30年度 第₁学年分析(図₅)> 第₁学年では、国際コースと啓明コースはSGH科目の単位を増やしたカリキュラムとなっており、本校のSGH事業の主幹コースとなっている。そのためグローバルコンピテンシーは進学、特進コースに比べ高い値

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