スーパーグローバルハイスクール研究報告書
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−4−第1部SGH研究開発完了報告書−4−☆5段階カリキュラムの構成・自主テキストの作成カリキュラム学習の主な目的1年Aカリキュラム(10時間)「国際理解学習」・自分たちが生きる社会をふりかえり、人権、環境、開発、共生、平和などの人類共通の課題(=グローバルイシュー)について理解する。・自分と他者、社会、未来とのつながりに気付き、課題解決やより良い未来づくりに「なぜ自分が関わることが必要か」、わかるようになる。Bカリキュラム(13時間)「SDGs学習」「4領域理解学習」・SDGsについて理解する。・4つのグローバル課題領域(「国際開発」「国際ビジネス」、「医療・福祉」「環境・エネルギー」)について学習する。・グローバル課題の現状について、講師の話から具体例を学び、課題の背景、原因、先進国とのつながりに気付く。Cカリキュラム(39時間)「問題認識学習」・領域分け・情報収集学習・ポスター発表・個人テーマ決定・希望領域に分かれ、グループで今後の活動に臨む。・問題解決のためのプロセスがわかるようになる。・情報の性質を理解し、情報収集の方法を学ぶ。・図書館の分類を理解し、図書館の利用法を学ぶ。・フィールドワーク(校外学習)に出かけて情報を収集する。・グループごとにポスターにまとめて発表する。・他者の発表から新しい観点や学びを共有する。・グループまたは個人の研究テーマを決める。2年Dカリキュラム(54時間)「ゼミ学習」・論文作成・要旨発表  ・レポートと研究論文の違いについて理解する。・大学図書館を活用し、研究テーマの調べ学習とゼミ協働学習を重ね、研究を深める。・序論、本論、結論を段階的に仕上げる。・中間発表を実施する。・2年時に論文が完成した後、各ゼミで発表会を開く。・3月にSGH運営指導委員(外部評価組織)を招き、成果発表会を実施する。3年Eカリキュラム(16時間)「プロジェクト提案」 2年時までの研究内容を「提言発表」にまとめ、春日井商工会議所、春日井市役所、地域企業、NGO, NPO等にご指導やご意見をいただく。イ SGH教科科目:「ロジカルシンキング」(国際コース 各学年1単位)対象:第1学年国際コース(28名)、 第2学年国際コース(22名)、第3学年国際コース(37名)内容:論理的思考力の向上を目的に、発想力や表現力を養う。マインドマップの作成や論理ピラミッドを使用し、ペアワークやグループワークを用いて、様々なトピックで論理的に発想、表現できるよう作文に取り組む。さらに、ディベートを実施し、人前で発表することによって、説得力のある論理的思考力を培う。また、大学入試の小論文のテーマを扱い、小論文演習に取り組む。ウ SGH教科科目:「クリティカルライティング」(国際コース 各学年2単位)対象:第1学年国際コース(28名)、第2学年国際コース(22名)、第3学年国際コース(37名)内容:色々な発想の仕方を様々な方法論を用いて学習する。物事を考える際の日本人と欧米人の発想の違いについてALTから英語で学び、課題探究授業で取り組むトピックを使い、英語でエッセイを書く。英語のエッセイの構成方法や考え方、その評価方法を学ぶ。エ SGH教科科目:「イングリッシュプレゼンテーション」(国際コース 各学年2単位)対象:第1学年国際コース(28名)、 第2学年国際コース(22名)、第3学年国際コース(37名)内容:自分の意見を英語で発表することに慣れることを基として、ALTからプレゼンテーションに必要な語彙や表現、発表の仕方、構成方法などを学習する。トピックに関する発表だけでなく、聴衆としての評価方法や自己評価方法を学び、相手に伝わりやすいプレゼンテーションの伝達方法を研究する。

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