スーパーグローバルハイスクール研究報告書
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−115−第4部生徒による成果物Ⅲ ロジカルシンキング(第3学年国際コース)■小論文タイトル 「春」「ゴールデンウィークの利点、欠点」「なぜ桜の木は川辺になるのか」 「春夏秋冬はなぜ春から始まるのか」 「青春はなぜ青い春なのか」「花粉症はなぜ起こるのか」 「ボッティチェリが伝えようとしたこと」 「海」「深海魚はなぜ生きていけるのか」 「津波」「プールに入った時目が赤くなるのはなぜか」 「深海魚の生息の過酷さ」 「海水がしょっぱいのはなぜ?」「海を使う言葉の中で海はどのような表現に使われているか」 「愛」「結婚生活の違い」「『好き』『大好き』『愛してる』の違いは何か」「なぜ日本人は恋愛に対してシャイなのか」「ゆがんだ愛」 「恋愛結婚とお見合い結婚の違い」 「同性愛はなぜ全ての国で認められないのか」 「蛙化現象」 「ローマ」「イタリア人が健康で長寿な訳は?」「映画“ローマの休日”は世界にどのような影響を与えたか。」「古代ローマの休日」「ローマ字」「古代ローマの英雄、カサエルとは」「なぜコロッセオは半分欠けているのか」 「人間」「人間に愛が起きたら」「人間と血液型」 「AIとBIと人」 「人間の死について」「考えられない葦」■「私の影響を受けた言葉」というテーマで小論文を書く。 私が一番影響を受けた言葉は、「半ばは自己の幸せを半ばは他人の幸せを」という言葉です。私がこの言葉に出会ったのは高校一年生の時です。この言葉は部活動である少林寺拳法の教えの一つであり、少林寺拳法で教わった一番の最初の教えでした。この言葉の意味は、「自分の力を信じ、その力を他人や社会のために役立てる」です。少林寺拳法は戦後の荒廃した日本や人々を守るために作られました。そのため、少林寺拳法は守る技であり、人を傷つけるのではなく、人を作るためにあると少林寺拳法を創始した開祖は言い残しました。 私はこの教えや話を聞いた時、社会貢献に対する考え方が変わりました。今までの私は、自分の力を他人のために全力で注ぐことを支援だと思っていました。しかし、この教えでは自分自身が幸せでなければ、他人を助けることは出来ないということになります。もし、将来社会のために活動を行うとして、全力で他人のことを考えるのも必要だと思いますが、全てを他人のために行えば自分自身が破綻し、結局中途半端なものになってしまうと思います。自分自身も含め、社会がより良くなっていくためには、「半ばは自己の幸せを半ばは他人の幸せを」という考え方が必要だと思います。全ての人々がこの考えに基づき行動することで誰もが幸せになることが出来る社会へと近づけるのではないかと思います。

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