スーパーグローバルハイスクール研究報告書
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−112−第4部生徒による成果物■グラフを読み取り考察する 男性と女性を比べてみると、女性のほうが1.5倍も多く満足していることが分かる。一般的に複数の物事を同時に進めることができるといわれている女性は、ストレスや不満をうまく分散しているのではないかと考えられる。年代別に見てみると、20~29歳は50~29歳に比べて満足度が1.3倍も高い。これは、学生から社会人となり新しい環境に変わるので新鮮な出来事が多いために生活にマンネリを感じないからと考える。一方で50代は仕事の立ち位置的には中堅で若い人たちに比べると責任なども増えて環境的にも大した変動がないため不満が生まれると考えられる。30~39歳と40~49歳では前者の満足度は後者と比較して2倍高い。30代は多くの人が結婚したり、出世したりとプライベートや仕事面で満たされる場面が多くなるので、自然とその割合も高くなる。ライフステージが上がるごとに環境が変化し、新鮮と平凡を繰り返していくことが分かる。 【データの読み取りに関しての感想】 何かについてグループで話し合うということはとても面白いと思いました。自分の考えたこともない意見や自分の意見と全く反対の意見を持っている人と話すと新しい考え方が生まれるのでとても興味深かったです。また、一つの課題に対していろいろな方向から解決策を探すこともとても興味深く、自分の思考力、判断力と表現力を伸ばすことができるチャンスだと思いました。

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