スーパーグローバルハイスクール研究報告書
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−102−第3部SGH実施報告Ⅲ 第6回ESD・SDGsプレゼン学習会 2019年11月18日、本校体育館にて全コース1・2年生対象にESD・SDGsプレゼン学習会を行いました。各コース第2学年の代表班がそれぞれのテーマに沿って行った修学旅行の事前学習および、現地での調査・体験で得た問題点や改善点を、パワーポイントを用いて発表しました。最後に学習会の総評として、学校法人中部大学学事顧問である中島泉先生からご助言を頂きました。①進学コース  「沖縄の自然」をテーマに、沖縄の動植物を今後、どのように守っていくかということについて考察を深めました。特にティラピアやオニヒトデといった外来種の駆除の問題に関しては切実なリアリティーを伴う問題として、聴衆の耳目を集めました。②特進コース 進学コースと同様、「沖縄の自然」をテーマに、特に「赤土によるサンゴの危機」に関して発表をしました。赤土の流出により光合成ができずにサンゴの死滅につながるという主張はとても説得力があり、印象的でした。③啓明コース 「Plastic Waste Problem」というテーマで、捨てられたプラスチックが環境にどのような影響を与えるのかを実例を挙げながら、英語で発表をしました。プラスチック製品が体内から取り出されている鳥の写真が衝撃的で、地球規模での早期の問題解決を強く望む気持ちになりました。④国際コース 「フェアトレード」について英語でプレゼンを行いました。現在、日本では「フェアトレード」に関する人々の認知度が極めて低いという問題があります。その問題を解決するために「フェアトレード」に関する教育を開始したり、新しいことを知るように人々に働きかけていったりといった行動を起こすことが大切だと訴えました。総評 中島泉先生からは、「世界で起きている問題に若者が興味・関心を持ち課題に取り組んでいく姿勢がすばらしい。」さらに「人間がどうあるべきかという問題を究明していくためにあるのが学問である」という総評をいただきました。

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