スーパーグローバルハイスクール研究報告書
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−98−第3部SGH実施報告第5章 課外活動Ⅰ 生徒会のSGH活動への取組 (特別活動部)1.ボランティア清掃活動 中部大学春日丘高等学校では学期に1回、学校周辺の清掃活動を行っています。各クラスの環境リサイクル委員を中心として、その他にもクラスの有志、部活動の生徒などを含めて毎回100名程度の生徒がゴミを拾って、地域に貢献するとともに、自分たちの環境に対する意識を高め、国際社会で必要とされるモラルを身につけることへつなげています。2.ペットボトルキャップ回収運動 春日丘高等学校では一年を通してペットボトルキャップ回収運動を行っています。各教室にキャップの回収容器が置かれ、定期的に各クラスの環境リサイクル委員が校内の各所に設置された大型の回収ボックスまで持っていきます。回収ボックスが一杯になると、業者に回収してもらい、「NPO法人エコキャップ推進協会」を通じてポリオワクチンの購入等に充てられます。最近では2019年10月1日に回収を行い、8931個のキャップが業者に送られました(累積299,609個)。860個でポリオワクチン一人分に相当しますので、今回は約10人分のワクチンが購入できたことになります。この支援活動は国際的に行われており、第8期(2015年)ではブータン王国に、それ以前にもパキスタンやナイジェリアなどに支援が行われたそうです。さらに2019年には、難病、レット症候群に対しても治療支援活動を行っていくという報告がありました。●ボランティア清掃活動の様子

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