スーパーグローバルハイスクール研究報告書
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−95−第3部SGH実施報告Ⅵ インドネシア研修1 目的と背景 本校は、「ものづくり愛知」と言われる全国屈指の産業集積が見られる地域にあり、地域企業のグローバル展開を見据えて SGH研究開発名を「中部圏のグローバル化を推進する若きパイオニアの育成」とした。新たに学校設定科目「グローバル課題研究」を設け、東南アジア、東アジアを主な研究領域として4つの研究分野(国際開発、国際ビジネス、環境・エネルギー、国際医療・福祉)を対象に課題探究学習を進めている。アセアン諸国(東南アジア)は、今後の経済発展が最も見込まれている地域のひとつであり、本研修は、3月に実施する「ベトナム研修」と同様に、SGH事業の中心的な海外フィールドワークである。直接現地の空気を吸い人と出会い話すことで、相手国を理解して課題探究学習をさらに深化させることを目的としている。2 令和元年度インドネシア研修の概略◆研修日時 令和元年8月5日(月)~10日(土) (5泊6日)◆訪問地域 ジャカルタ市、南タンゲラン市◆研修目的  ・それぞれの研究テーマを設定し、現地で課題探究学習を行う。  ・提携校である「プナブール・ジャカルタ高校」、「南タンゲラン国立第2高校」の生徒とホームステイや文化交流を通じて友情を深める。  ・現地の社会人や高校生と交流し、異文化理解・多文化共生の感覚を身に付け、「グローバルコンピテンシー」を高める。◆研修参加者:第2学年生徒11名 引率教員2名◆事前学習(全7回) インドネシア研修に行く前に、事前学習を行った。何のために研修を行うのか、どのようなことを体験したいのかを考え、訪問先について事前に調べ、質問を考えた。よりよい研修にするためには、事前の学びが重要である。また、現地で行うプレゼンテーションや、現地校の生徒との文化交流会の準備も行った。◆研修説明会の開催 6月15日(土)に、参加生徒と保護者を対象に研修説明会を開催した。研修目的の確認とともに、治安や病気に対する対策の説明も行った。The Daily Jakarta Shimbunの記事に掲載2019, 8/13(火曜日)

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