スーパーグローバルハイスクール研究報告書
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−94−第3部SGH実施報告◆おもな研修内容 ・ハノイ国家大学外国語学部付属英才高等学校 国立大学の付属高校を訪問し、文化交流や本校の生徒が進めてきた研究の発表を行った。日本語を学習している生徒が多く、本校の生徒が日本語でプレゼンテーションを行っても、ほとんど理解できている様子であった。また、英語力も非常に高く、本校生徒の学習意欲が高まる貴重な体験であった。 ・WHO(世界保健機関) 国連機関に足を踏み入れる機会は、普段の生活ではありえない体験であり、生徒達の気持ちも非常に高まっているのが伝わってきた。入り口のセキュリュティは非常に厳重で、一般的にはパスポートの提示が求められる。また、施設内では国連職員の方々の前で、これまで進めてきた研究を英語でプレゼンテーション発表することができた。また本年度は隣接するUNESCOに勤める日本人職員の松本さんにもお話をいただくことができた。◆研修行程日程月日都市行程13月24日(日)中部国際空港ハノイ中部国際空港~ハノイ(ノイバイ空港)ハノイ民族博物館 23月25日(月)ハノイ旧市街地VJCC(ベトナム日本人材教育センター)33月26日(火)ハノイWHO(世界保健機関)パナソニックリスーピア43月27日(水)ハノイハノイ国家大学外国語学部付属英才高等学校授業参加・文化交流会など53月28日(木)ハノイ歴史博物館・文廟旧市街地フィールドワーク63月29日(金)ハノイ中部国際空港ハノイ(ノイバイ空港)~中部国際空港◆事後評価(グローバルコンピテンシーの視点より) グローバル人材に必要な資質「グローバルコンピテンシー(①難しい課題に臨む積極性、②協働作業力、③創造力(問題解決能力)、④批判的・論理的思考力、⑤判断力(情報活用能力)、⑥コミュニケーション能力)」と「グローバル教科の効果」、「国際意識」について研修前(事前学習初日)と研修後(帰国直後の中部国際空港)にアンケート形式で自己評価を行った。その結果「難しい課題に臨む積極性」と「判断力(情報活用能力)」に大きな上昇が見られた。やはり海外での研修で大きな刺激を受けたことが、自分自身の積極性や判断力への自己評価につながったと考えられる。また、その他の項目では自己評価上昇が大きく現れなかったが、これは本年度の生徒が研修に対する意欲や期待値が研修開始の段階からもともと高かったためだと考えられる。

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