スーパーグローバルハイスクール研究報告書
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−91−第3部SGH実施報告Ⅳ オーストラリア語学研修(平成30年度)1 実施の目的 (1)海外での生活を通して、自立心を養い、国際人に必要な素養を習得すること。 (2)多文化に触れることで、異文化理解を促すとともに、自国文化の大切さを再認識すること。 (3)異文化の人々と接することで、コミュニケーション能力の向上を図ること。 (4)7週間を英語のみで生活することにより、英語の4技能の向上を図ること。2 研修概要 期間 2019年1月25日(金)~3月20日(火) 54日間 場所 オーストラリア クイーンズランド州 トゥーンバ市 対象生徒 第1学年 国際コース 22名3 事前準備 (1)Case Study 海外生活で起こりうる様々な状況を想定し、その状況に応じて、どのような対応をしていくかを事前に考えることで、現地でトラブルに巻き込まれないようにする事前学習。生徒一人一人が考え、クラス内で共有することで、個々の危機管理能力を高めるとともに、自己の状況判断の的確さを向上させる。(例1)質問:あなたはどのように感じ、自分だったらどう対処したら良いと思いますか?(例2)質問:あなたはどのように感じ、自分だったらどう対処したら良いと思いますか? (2)ウインターセミナー 本校の外国人講師2名から、オーストラリアの文化や現地の生活様式を中心に学習する。すべて英語のみの授業展開で、日本文化の英語を使った紹介の仕方やオーストラリア人とのコミュニケーションの取り方などを英語で学ぶ。また、語学研修中に毎日書く英語の日記の書き方も学ぶ。最終日には、上級生からオーストラリアの生活の疑問点などを質疑応答する時間を設け、現地の生活の不安感を解消する。(7)じゅんこさんは、ホームステイを始めた翌日、学校で友達とお互いのホームステイ先がどんな家かという話をしました。友達のホームステイ先は、食事もおいしく、大きな家だと聞かされました。それと比較して自分のホームステイ先は、食事も質素で、家も大きくなく、なんとなくうらやましくなりました。出来る事なら、自分もそんな家庭に変更して欲しいと思っています。(13)たつお君の滞在しているステイ先のホストマザーは厳格な人で、子供の教育にとても熱心です。ホストマザーはたつお君に、部屋の整理整頓、帰宅時間の厳守、バスルームの使い方、食事のマナーなど、いつも事細かに言ってくるため、たつお君はもううんざりしています。このままでは楽しくないので、明日にでもホームステイ先を変えてもらおうと思っています。

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