2024中部大学学園パンフレット
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研究戦略担当理事磯谷 桂介 中部大学は「社会の発展に寄与する研究課題に取り組み、優れた研究成果を挙げることによって、真理の探究と知の創造に貢献」することを研究上の使命としています。また「学園ビジョン2021-」では、その方針の一つに「戦略的な研究力の強化」を挙げ、「研究に強い大学としての地位確立と、さらなる発展」を目指すこととしています。 これを実現するためには、優れた研究者が独創的で多様な研究に取り組める環境を整備・確保することが重要です。 本学は新たな学問領域を開拓し、革新的研究を推進する創発学術院、中部高等学術研究所、先端研究センター、個人やグループによる多様な研究の基盤を支える領域研究センター群・課題対応研究センター群、研究科研究所等を整備しています。 また研究時間や研究費の確保、教育と研究のバランス、大型設備・機器共用化、技術スタッフ、URA、コーディネータ等による研究支援、女性・若手研究者への効果的な支援、強みを生かした産官学連携・地域創生、研究不正防止・研究倫理や知財管理・安全保障輸出管理への対応など高度な研究マネジメント体制を構築します。 同時に多様な研究テーマや成果を社会人・留学生を含む教育へ反映します。そして大学院やスタートアップ支援機能を強化するとともに、国内外の優れた機関や自治体、企業、研究者・技術者等との連携協力・共創を促進します。 創立者三浦幸平先生は、中部工業大学設立当初から、マサチューセッツ工科大学等を手本として人文・社会科学系を擁する大学の構想を持ち、東海地区で名古屋大学に続く2番目の工学系博士課程を整備しました。中部大学は「実験・実習・実技・演習・フィールドワーク」を重視し、地域や社会の発展に貢献する人材を育成しながら「ワンキャンパスの総合大学」として発展してきました。近年SDGs、リベラルアーツ、AI数理データサイエンスに積極的に取り組んでいます。 今日、人類は歴史の転換点に差し掛かっており、大学が創出する「知」に大きな期待が寄せられています。中部大学は次のステージに向けて研究の多様性と革新性を育み、研究と教育の好循環や産官学の創発により、地域に根ざしつつ世界に向けて「新たな価値」と人々の「活躍の場」の創造を目指します。そして「持続可能な人類社会」の構築と「一人一人の多様な幸せ(well-being)」の実現へ貢献します。中部大学の研究世界から注目される総合大学を目指して―研究の多様性と革新性―学術推進機構2024年4月1日 現在理事長理 事(研究戦略担当)先端研究センター中部高等学術研究所創発学術院副学長学校法人中部大学総長中部大学学長京都大学高等研究院連携先端研究センター群● ペプチド研究センター● 薄膜研究センター● 超伝導・持続可能エネルギー研究センター● ミュオン理工学研究センター研究戦略部門 研究支援センター 産官学連携研究センター領域研究センター群● 生産技術開発センター● AI数理データサイエンスセンター● 環境保全教育研究センター● サボテン・多肉植物研究センター課題対応研究センター群● アイソトープセンター● 実験動物教育研究センター● 天文台URA組織16

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